SSL処理と高速化「アクセラレータ」
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インターネットを利用した電子商取引などは、私たちの生活をより便利にしてくれるが、「盗聴」や「成りすまし」など、さまざまなリスクも問題となっている。これらの問題を解決するのが、公開鍵暗号システムをもとにしたSSL技術である。今回はSSLの基本的な仕組みと用途についてふれながら、SSLがウェブ環境で実現するHTTPS、CPUの負荷を大幅に削減するSSLアクセラレータなど、さらに詳しく掘り下げていく。
SSLとは何か
第29回において本人認証について解説した際に、SSLについてふれた。今回はこのSSLのメカニズムと用途、SSLを実現するためのハードウエアなどについてさらに詳しく学んでいくことにしよう。
そもそもSSLとは何であったかご記憶いただけているだろうか。簡単に復習するならば、SSL(Secure Sockets Layer)とは、ネットワークを介したコンピュータ同士の通信を安全にやり取りするための技術であり、OSI参照モデルにおけるセッション層ならびにトランスポート層において機能するプロトコルだ。
なお、SSLの根底には、公開鍵暗号システム(Public Key Cryptosystem)と呼ばれる技術が用いられている。これは、対となる2つの鍵を用いることで、やり取りする情報の暗号化と復号化を行う暗号方式のことであり、公開鍵暗号システムの関連技術を総称してPKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)と呼んでいる。
つまりSSLは、遠隔地のコンピュータ同士がネットワークを介して情報をやり取りする際の、認証や暗号化による安全な通信実現のためのプロトコルや技術の総称であるといえる。
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