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wコマンド
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誰がログインしているか表示する
■-- 文法 --■
w▲(オプション)▲ユーザ名
例)
w
誰がログインしているか表示する
※▲はスペースを表してます。
■ 説明
wコマンドはwhoコマンドと同じくログイン中のユーザ情報を表示しますが、whoコマンドより詳しい情報を表示します。
表示する情報はwhoコマンド表示する項目に加えて、下記の内容を表示します。
・システム情報(稼動時間、ログインユーザ数、負荷)
・IDEL時間(操作していない時間)
・JCPU(その端末がCPUを使用した時間)
・PCPU(WHATに表示されているプロセスがCPUを使用した時間)
・WHAT(ユーザが実行中のプロセス)
■ オプション
-h ヘッダ情報を表示しない
-s 表示項目を省略して表示する
■ 実行例
▼ グループIDを変更します
-----------------------------------------------------------------
$ w←wコマンドを実行します。
23:16:21 up 50 min, 2 users, load average: 1.12, 1.36, 1.36
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
pakira pts/2 192.168.2.99 23:00 0.00s 0.01s 0.00s w
tomohiro pts/3 192.168.2.99 23:00 11:23 0.01s 0.01s -bash
-----------------------------------------------------------------
1行目に表示されてるのは、システムのステータスデータです。左から下記の情報を表示しています。
・現在の時刻 23:16:21
・システムを起動してからの稼動時間 50 min
・現在のログインユーザ数 2 users
・システムの負荷 1.12, 1.36, 1.36
また、2行目については、ログインしている各ユーザの情報が表示されます。表示している情報項目は次の内容になります。
・ユーザ名
・端末名
・接続元IPアドレス
・ログイン時刻
・ユーザが操作を行っていないアイドル時間
・ユーザが実行したプロセスがCPUを使用した時間
・カレントプロセスが使用したCPU時間
・ユーザが現在実行しているプロセス
上の例では、1行目のユーザpakiraはIDEL時間を見ると0分でwコマンドを実行したことがわかります。また、2行目のtomohiroは、IDEL時間が11分23秒になっており、何も操作していないことがわかります。
▼ ヘッダ情報を表示しない
-----------------------------------------------------------------
$ w -h ←ヘッダ情報を表示しないで実行する
pakira pts/2 192.168.2.99 23:00 0.00s 0.01s 0.00s w -h
tomohiro pts/3 192.168.2.99 23:00 25:25 0.01s 0.01s -bash
-----------------------------------------------------------------
▼ 表示項目を省略して表示する
-----------------------------------------------------------------
$ w -s ←表示項目を省略して実行する
23:30:45 up 1:04, 2 users, load average: 0.00, 0.00, 0.00
USER TTY FROM IDLE WHAT
pakira pts/2 192.168.2.99 0.00s w -s
tomohiro pts/3 192.168.2.99 25:47 -bash
-----------------------------------------------------------------
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